君を思えば、

不思議と感覚がその当時に引き戻されて、
いつまでも鮮やかなものって、
言葉はありきたりだけどすごいね、本当に。

風が吹いて見上げた先に銀杏の樹、
綺麗な黄色が、君を見送った時のことを思い出させてくれる。

死に顔をみるのは怖かったな。
それが現実だって認めたくなかったのかもしれない。
悲しいって感覚は鮮明なのに、
自分自身はどんどん先に進んでる。
不思議だね。不思議だよ。

君を最後に忘れるのは誰でしょう?
その時君はきっと、本当に死んじゃうんだろうな。

スポンサーサイト

ねこさんねこさん、

どこいくの。

さぁ、どこでしょう。

でもきっと、

さがしてるんだとおもいますよ、

なにを?

さて、なんでしょう。

emanon

届いてるよ、とか。
そんな言葉は陳腐でしかないんだろうな。

変わった部分もあれば
変わらない部分もあります。

忘れたいこともあれば、
忘れたくないこともあります。

忘れてはいけないことでも、
忘れてしまうこともあります。

取りこぼしたくないな、とだけ。
感情とか記憶とか、そういうの全部。

新しい命




君を失ってからもう2年が経とうとしてる。
いつの間にか此処は、
君への言葉で溢れちゃったな。

君からの手紙はたった2通。
いずれもタイプしたもので、
手書きは好まなかったよね。

A4サイズの用紙の一番上にプリントされる
「無題」の文字がいつも君らしかった。


あたしはついに結婚を選んで、
誰かと一緒に生きていく決意をした。
それはすごく難しいことだよね。
すごく、すごく、
素敵で、幸せなことなんだけど。


君のお母さんにも、
まだ何も言えてないんだ。


君を忘れないで欲しいって言われた。
忘れる訳なんてないんだ、
だけど君の時間は止まったままで、
君だって経験する筈だったライフステージを、
あたしだけが経験していく。
なんだかそれを、
言い難くて、
まだ、
黙ってるんだよ。


また、墓参りに行こうと思ってるんだ。
2年が経ってしまうしね。
その時に、君にはちゃんと報告しよう。
直接。自分の言葉で。


その時に、お母さんやお父さんにも、
報告できたらいいな。


一緒に生きていくひとを選んだこと。

それから、

新しい命に恵まれたこと。



君はどう思う?


たくさんのひとが傷付いてる。
助けようとしてるひとがいて、
事実助かったひとがいて、それでも助からなかったひとがいて、
呼び掛けて団結して批判して泣いてくじけてまた立ち上がって、
君はどう思う?
君ならどうしたんだろう。

君の目を通したら全て浅はかな気がした。
何も言いたくなくなったよ。
みんな必死なのに。
苦しんでるのに。

君が居なくなってから、
あたしはいつでも全力で愛を伝えてきたつもりだった、
好きだよ、大好き、愛してる。
それでも足りないんだね、
後悔、なんて馬鹿みたいだ。
愛してたよ。大好きだった。
もっと傍に居たかった。
もう1年以上前に死んだ君に、
なんだか今更伝えたくなった。
不毛だね。
いま、生きてるひとにさえ伝えきれてないのに。

ニュージーランドを担当していた神様が引いたカードは大地震だった。
他の神様が引いたカードは、支援物質を送る、とか、人材派遣する、とか、一回休み、とか。
今回日本を担当してる神様が引いたカードが大地震だった。
他の神様が引いたカードは、支援物質を送る、とか、人材派遣をする、とか、一回休み、とか。


君はきっと買い溜めとかはしなかっただろうな。
ジャックダニエルをストレートで飲みながら、
全然関係なく自分の命が絶たれる瞬間を想ったと思う。
不謹慎だね。
だから君は何も言わない。


君はあたしの中で生きてるのに、
あたしは君には近付けないよ。
生きててよかったと思った、
家族が無事でよかった、
大切な恋人が、友達が、後輩が、先輩が無事でよかった、
今あたしに出来ることをしたい、
仕事をして、節電して節水して、
祈りたい、もう傷付いてほしくない、
一緒に乗り切りたい。
いつか戻れる、その日を信じていたい。

君はあたしの中で生きているのに。
あたしは君と生きてるのに。

だから、なんとなく、言いたくない。
こんな話を君としたいんだよ、
くだらなくて、でも確かに自分の思考回路で、
それをプレーンに受け止めて、
君は君の意見を言う。
それがよかったのに。


なんで君は死んじゃったんだろ。
あたしを置いて。
あたしは君と生きてるはずなのに、
全然わかんないや。

君はあたしの半身じゃなかったんだね。
アンドロギュノスは復活出来なかった。
君の半身はどこにいるんだろう、
今生きてるとしたらそのひとは、
一生満たされないんだよ、
だって君が居ない。


苦しいのに、
お腹は空いて眠くなって、
世界で一番愛しいひとが笑ってくれたら、
あたしの小さな器は満たされる。


浅はかだって嘲ってくれたら、
反論なり何なり出来るのに、
浅はかだって知ってるくせに、
君はきっとあたしを許す。


意思をもたないものはいつでも自分にとって都合がいい。
捉え方は全部自分で左右出来るんだから。

あたしの逃げ道はいつだって君だ。

だから都合よく捉えよう、
あたしを置いていったことを君は今でも悔やんでいて、
そんなことであたしが楽になるのなら、
いくらでも想像して妄想したらいい、
と今あたしの耳元で囁いた、

んだよ。
そういう事で話を合わせてくれないか。
*Easy Lazy Crazy*

安易で物憂げ
それでいて狂気的な素晴らしき日々。

穏やかでのんびりと
ただ夢中でいられる素晴らしき日々。