街を飾る



色鮮やかなイルミネーション
天使やプレゼントを象ったオーナメント
大きなもみの木と輝く星々
鳴り響く鈴の音
楽しげなゴスペルの調べ

はしゃぎ回る子供たちと
穏やかな父親と母親の微笑み

嬉しそうに歩みを進める恋人たち



世界はいつしか純白に覆われ
そこここにブッシュドノエルが転がっているかのよう
粉砂糖で着飾ったケーキの上
所々に立ち尽くすサンタクロースたち
自らの使命が訪れるそのときまで、
じっと息を潜め、荘厳な笑みを湛えて、
そうしてひとを見守り続けるのだろう。




もうこんな季節だ。
聖なる夜が近付いてくる。

ただただ欲しいものを欲しいと
我儘を吐き捨てても赦された時は過ぎてしまった。

傍に居て欲しいと願った事の何が間違って居たのか。

否、存在そのものが間違っていたのだ。

その根底に誤りを見出したところで、
今更何を正せば良いと云うのだろう。

あんなにも、一緒に、
何も気にせず、仲間達と
笑い合って居た時間が
もう還らないと。

知れば知るほど、
悔しい思いに浸される。

良くも悪くも、貪欲に
構って欲しいと口に出す事が
いつか罪になることなど知りたくなかった。

気を遣うという作業を、
日常的にしなければならない相手であるなど
自覚したくは無かった。

でも逃れられない現実が、
今こうして目の前に迫り来る。


そんなつもりはない。
ただ存在を認めて欲しいだけ。
だけどそれが赦されないなら、
一体どうやって、この存在を確信すればいいのか。



背を向ければ良いのは分かって居る。
最も短絡的で最も最善な方法であることも分かって居る。
だけどそうしないのは、
ひとの間に張り巡らされる糸が
あまりにも脆く細いことも知って居るから。



離せば戻らない可能性が、
どれほど高いかを、
身を持って知ってしまったから。



キリストにでも祈ろうか。
懺悔に跪きでもすればいいのか。




否、
この狭い世界に落胆するのみ。





同性間の複雑な事情とありきたりな名前をつけておこう
そんなにも明らかなものではないけれど

異性間の友情と俗な名前でも付けておこう
そんなもので表し切れるものではないけれど

純粋な憧れとでも短絡的な名前を預けておこう
そんな簡単なものではないけれど



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冬の




物語。


鳥とアヒルと三匹のクロネコと黒人による、
聖なる夜の狂詩曲。



新しい存在意義。
与えて。
貰って。
与え合って。




不思議な繋がりを、
深く、深く。




疲れることはやめよう。

自分がひとを選り好みするとき、
自分もひとに選り好みされている。

ひとが自分を嫌いなら、
自分もひとを嫌いだろう。

多分自分がひとを嫌いだから、
ひとは自分を嫌いなのだと思う。


だからといって
誰もに愛されたいがために、
誰もを愛することは出来ないけれど



鳥は歌うよ
黒猫が叫ぶよ あなたはあたしを愛してくれる?


聞いて欲しい
紛れも無く、
そう、あなたに


……




決戦は夢灯り!




*Easy Lazy Crazy*

安易で物憂げ
それでいて狂気的な素晴らしき日々。

穏やかでのんびりと
ただ夢中でいられる素晴らしき日々。