納得できない



納まらないし得にもならない。
苛立ちは通り越して悲しくなる。

やりたいことをただ純粋にやりたいだけ。
それが為されるためにただ一生懸命なだけなのに、
いつの間にか独りよがりになって、
いつの間にかひとりになる。

取れていた筈のコミュニケーションのラインが見えなくなる。

基盤がないことは目に見えている、
でもそれでもひとつひとつを積み重ねて、
基盤になっていくことは不可能なんだろうか。
上手くいかないよと諭されても、じゃあやらない、という結論には行き着けない。
それは甘え?

絶対的な自信があるわけじゃないけど、
不安を凌駕するくらいの期待はあって、
その期待が最大の動力源になっている。
面白いこと出来たらいいな、
会いたい、話したい、一緒に笑いたい、それだけじゃダメ?

ビジョンがはっきりしていないことは罪なんだろうか、
それを明確にしていく過程が面白いんだと思っていた。
ひとはなまものだから、
ひとがつくるものもなまものなはずで、
形を変える、色が変わる、それが面白さだと思ってた。

ひとつを成し遂げて消える熱情は確かにあって、
私はそれでサークルをひとつ潰してしまったけど、
音楽とか、もっと大きな括りに対する漠然たる期待、ワクワク感、
それは失えないものだったから、
今でもこうして、馬鹿みたいに仲間を意識して負けたくなくて、
何かを為そうと粉骨砕身しているというのに。

私にとっていつでも憧れで、
未だなお魅力を感じる彼の傍で、
彼を支えながら、彼の自己実現を叶えさせて差し上げたい、
そして私も、可能ならば自分の自己実現を。

そう思っていたのに、
彼の中にあると感じていた熱情はいつの間にかどこかに消え去っていて、
私の考えていた彼の充実感は、全くの見当違い。

今回ほど独りよがりを強く自覚して、
悔しく悲しく思った事なんてなかった。
今までの事例に関しては、相手が悪かったのだと理由づけて自分を正当化して、
諦めてきた筈だったのに。

心根分かり合えていると思っていた彼ですらこうだ。

結局は自分が悪い。
何もかも。
初めから信じたあたしが悪かった。
信じたって仕方がないって何回も学んだ筈だったのに。

ただ、私なりの言い分というのも少しは存在していて、
そもそもやりたいと口走った私に同意を示したのは彼だったし、
ここまでの約2ヶ月、もっと話し合う事は可能だったと思う。
店の予約やら金額設定やら時間帯やら話をしたのはほとんど私で、
仕事が変わったとか忙しいとか、それは確かに大変な事だと理解は出来るけど、
その選択はあくまでも自分の意志だった筈。
家事だって8割は私がしているわけだし、機材を運ぶにも何をするにも私が出来る事ならばと思って最大限の努力をしてきたつもり。

それをあのタイミングで、
イベントそのものについての疑問をぶつけられるとは思ってなかった訳で、
悲しいやら悔しいやら、苛々もするしもうどうしたらいいのか全く未知。

だから正直納得が出来ない。

やりたくないわけじゃない、
自信がないだけでとは言われたけど、

絶対的な信頼、通じていた筈のコミュニケーションが曖昧になった。
その時点で私の中にあった熱は完全に鎮火してしまったし、
彼のこのイベントに対する思いが最早私への同情や、申し訳なさやそういった類のものである可能性が生まれた今、
正直どんな気持ちで面と向かったら良いのか全然解らない。

やりたいって言葉、
楽しみって言葉、
一回も聞いたことない。

もう二度とやらない。
イベントなんか。
彼にあんな顔させるくらいなら。
やりたくないわけじゃないけど、やりたいわけでもない、
そんなどうでもいいことさせるくらいなら。
もう二度とやらない。

やるまい。

でも今回だけは、
もう店も予約になっているし、
後戻りは出来ないから。

だから今回だけは、
付き合ってもらおう。

もう嫌だ。
こんな気持ちでイベントなんかやるの。
やりたくない。

大学を出てしがらみから解放されて、
やっと純粋にやりたいことが出来ると思ったのに。

私が何かを為そうと思うことそのものが過ちなんだろう。
いつであろうが誰とであろうが、
変わらないんだろう、たぶん。

もういい。
考えるのも疲れた。

やらなきゃ良いだけなんだから。

体まで壊してしなきゃいけないことか?
つらい。苦しい。

唯一認めて許してくれた相手なんか死んでしまった。
今はどこであたしを見てるんだろう、
可哀相にと頭を撫でるだろうか、
馬鹿げていると溜息をつくだろうか、

悩め苦しめとニヒルに笑うんだろうか。


早く過ぎてしまえ。


そう思ってる自分が一番嫌だ。
楽しみなのにな。
今でも、ずっと。
わくわくする、期待してる。

あと4日。
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安易で物憂げ
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