初秋の日




気が付いたらもう秋なんだよね。
こんなに長い間
部長を続ける事になるなんて思ってもみなかった。

正直疲れている部分が否めないし、
それはもうどうしようもない感情なんだと思う。

いつも、自分がやりたいことをやるためには、
メンバーにさえ頭を下げなければならなかった。

やりたい曲をやるために、
やりたくないかもしれない人に頭を下げて、
それを手伝ってもらわなきゃならない。

一緒にやろうよ、って手を差し出して
満面の笑みで彼らを迎えようと思っても、
それに共感してくれる人が少ないからね。

すべてのひとが、
同じものを見て、
同様に「良い」と感じるかどうかなんて
未知だから
仕方無いのは分かってるんだけど。

でも、もうそれに疲れた。
やりたいことがあったとして、
それはやりたいひとでやりたい。

頭を下げるのはもう疲れてしまった。

必死にライブのオファーを持ってきても、
それが実際に形になることなんて3割強

何のためにそうやって責任持ってるのか、
何のためにこの部活を引っ張っていこうと思ったのかなんて

もう忘れてしまった。

あの頃は貪欲だった。
先輩と一緒に音楽をやりたくて仕方なくて
それで頭さえ下げずに
一緒にやって下さい、って
そりゃあもう好奇心の塊で
ぶつかってた。

CDもあさるようにして聞いて、
先輩が良いというものを全て耳にして、
先輩に追いつこうとして、

そうして、音楽やってきたけど。

今じゃもう影もないんじゃないだろうか。


疲れた。
身を引こう。


あたしがやりたい音楽はきっと別にある。
本当に楽しむべき音楽が
きっとあたしを待っている。


今のバンドは楽しい。
全員が「やりたい」と言ってあたしの元に来てくれた。
練習時間に多少無理を言っても、
やりたいことだからちゃんと調整してくれる。

軽音はそういうトコが好きだ。
みんながちゃんと責任を持っている。

理解されがたく、
近寄り難いかもしれないけど、

今のこのサークルよりしっかりとした基盤を持っている。


あたしが壊したのかもしれない。
もっと前から壊れていたのが露呈したのかもしれない。


でももう何だって良い。


その年代のカラーが出るのは当然のこと。

私達の時代とは違う。
彼らがどういうものを作るのか、

あたしは
口を挟むような無粋な真似をしてはならない。


確かに残念だ。
自分の居る場所は、
全員に力を及ぼす事が出来る筈。


でも出来ない。
自分の力が足りない。
それ以前に全員が自由なのだ。


音楽も楽器も
愛しているとは決して言えない。


なくてもきっと生きていける。


でも彩りも無い。


だから欲しい。
失くしたくない。


もう余計なものを切り捨てなければ、
彩りが無くても良いから、
この物憂い感情を捨て去りたくなってしまう。


早く、早く。


あと一ヶ月。
あたしは何が出来るだろう。
あたしは何をすべきだろう。


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comments

No subject

人だって音符みたいなもんでさ、二人以上になれば不協和音もハーモニーもあるもんだよ。年とればそれぞれ音程も変わってくるし。それでお互い段々しっくりこなくなったりね。全ての音と調和が取れる音があるとしたら、常にめまぐるしく変化してるような音なんだろうかね。と、ほんの数ヶ月しかいなかった俺が君に共感して言ってみる。

No subject

nejiさんだー…
お久しぶりです!
常に動き回ってたのが、
錆付いて来たような気がします。
あたしの潤滑油を、
きっとこれから捜すべきなんですね。

No subject

どーもnejiさんです…
今のシャノにも潤滑油をくれるドロシーみたいな
仲間か場所が必要なんだろうね。

まぁ、止まらない限り完全に錆付くことはないさ。

No subject


この場所じゃ、もう見付からないのかも。
常に新しいこと、を、
求め続けたいのかもしれないです。
それはきっと本能とか、そういう範囲になるのかもですね。

でも諦めるつもりもないです!
今ここにアルモノも、
大切にしていきます。

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*Easy Lazy Crazy*

安易で物憂げ
それでいて狂気的な素晴らしき日々。

穏やかでのんびりと
ただ夢中でいられる素晴らしき日々。