時の超越

っつー焼酎を飲んだんだな。
時の揺籠って焼酎もあったんだけど
いやーなんとなく
今日は時を越えてみようかと思って

うわーねみー

だってもう目ぇ痒いし
鼻むずむずむずむずむずむずむずするし

悲しい
悔しい

ここまで発症しなかったんだから
我慢してくれりゃよかったのに

かーゆーいー

泣きそうだ
あ、涙出てきた

いろいろ悲しくなる
うわーん


アホかマジ


明日は弟高校に送ってって
歯医者行って…

うー

現状打破したいー


バイト行きたいけど
平日いらないし
夜中はいりたくないし


はうーん


昨日、星新一のショートショートの話になって
すっげー懐かしくなって
思わず読み返したら、
そのとあるお話は、
「ボッコちゃん」ていう本に収録されてた


とある男がさ(っていってもイイ年のおっさんくらいね)
あるペットを飼ってんだね、


それは、実は綺麗な混血の女の子なんだな
白い肌に柔らかな髪
曇りのない瞳


世の中に溢れる醜いモノを何一つ見せず、
彼は彼女を育て続けた
15年くらい

家の前に捨てられてた、
捨て子の女の子をね。


一切、言葉を使わずに。


言葉は、愛を曇らせるって。
だから、そんなものは何一つ必要ないんだっていって。
彼には召使がひとりいたけど、
その召使にさえそのペットの部屋に入らせようとはしなかった。

仕方なく入るときには、
一切声をたてないことが条件だった。


そしてペットの女の子は、
醜いものを見る事無く、
その身体に溢れんばかりの愛だけを詰めて
生活してきたんだね。

シュークリームとメロンだっけ。
好んで食べてたの。

主人の手から、
その好物を受け取り、
部屋の中に溢れる美しき景色の中、
噴水から水を飲み、
プールの飛沫に身を任せながら…


なんかペットっていうと
こう、変なイメージしかないかもしんないけど
セクシュアル的な愛情、っていうのは
彼らの間には一切なかったんだよ。

そうじゃなくてさ、
本当に純粋な愛情。
親子とか
それよりももっともっと
研ぎ澄まされた愛情だと思う。


でも、言ってみれば、
ものすごく自己中心的な
(彼=主人のね)
理想としての愛情なんだと思う。


目と目で交わされる、
時を共有する愛情の交錯。


彼はどんな娯楽を差し置いても、
彼女との時間を最優先にしてきた。


それなりに富もあった彼だからこそ、
出来たことなんだろうね。


でも、そんな或る日に
主人は自動車事故にあって危篤になってしまう。


うわ言で、「餌をやらなければ」って
あんまりにも呟き続けるから、
医者は召使にこう言った。


「容態は楽観できません。
 犬などペットを飼ってるんでしたら、
 餌をあげて世話をしてあげて下さい。」


そうして、召使は
ペットが好んで食べていたものを持っていくんだけど
主人の言いつけを忘れてしまって
声をかけてしまうんだね。

「ほら、お食べ。」

って、そう。


初めて聞く言葉に
少女は怯え、
その食べ物に手をつけることはなかった。

怯え、それだけじゃなくて
少女には、愛情というモノがなければ、
食べ物を口にいれるという作業すら出来なかったから。


召使は召使で、
その事態に怯えていた。
主人が帰ってきたとき、
少女の状態が良くなければ、
自分が一体何を言われるのか。

「お願いだからご主人のために食べておくれ。」

だけど少女は、
いっそう青白く痩せていくだけで。


そして結局、
主人は息せぬ人となってしまう。


その知らせが届いたとき、
召使は呆然としてペットの部屋に足を運んだ。
一体どうやって、
言葉を解せぬ彼女にこれを伝えるべきかと。


でも、その部屋のなかで
少女は大理石の上に静かに横たわっていた。
その肩に触れたときに感じた体温は、
大理石と同じくらい冷たかった。


愛情が与えられなくなった少女は
主人の帰りを待ちわびながら、
美しいものに囲まれて、
だけど絶対的な欠乏と対峙しながら、
主人と共に世を去ったんだね。


シュールだよねー
んー


せつなくなる。


彼女はシアワセだったのかな。
彼はシアワセだったのかな。


星新一の世界、
やっぱ面白くて、
やっぱり切ない。


ブラックユーモア、って
好き。
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*Easy Lazy Crazy*

安易で物憂げ
それでいて狂気的な素晴らしき日々。

穏やかでのんびりと
ただ夢中でいられる素晴らしき日々。